TheLosersのブログ

大丈夫、あなたの方がましです。

あの日描いた大人にぼくはなれているのか。

この記事は、子供の頃に思い描いていた大人になれているのかをふと考えたブログになります。

 

 

どーもぼくです。

突然ですが皆さん、大人になったとはどういうことを言うのか考えたことはありますか?

 

経済的に自立していること?

行きつけのバーがあること?

マックミランのケミカルジーンズを履きこなすこと?

 

色々な大人像があると思いますが、ぼくが描いていた大人とは

「結婚してあたたかい家庭を築くこと」

でした。

 

そこで、ぼくはこの11月で27歳になるんですね、

27歳なんてもういい歳ですよ、

干支も2周ちょいしてますし、かの有名な「伊豆の踊り子」を発表したのも川端康成が27歳の時ですし、イチローがメジャーに行ったのも27歳なんですね。

 

でもぼくときたら

彼女もいない童貞で、思いきってピンサロに行っておっぱいを思いっきり触ろうと思ったのに、嬢に「わたし、おへそが感じるの!」と言われ30分おへそを触ることしかできなかったへたれですよ。

働いてるけども未だに実家住みですし、全然経済的にも自立ができてないゴミメガネなんですね。

 

このままでは描いていた大人になんてなれない!

と思い立ち、友達に合コンをセッティングしてとお願いしました。

 

そんなこんなで

3 on 3の合コンが開催されることになりお店に向かいました。

向こうメンツはCA、百貨店の下着販売員、金融屋で

ノリも良くかわいらいしい女性が揃っていて

心の中で原辰徳並みのグータッチを1人でしておりました。

 

会も終わり、金融勤めのしほちゃん(仮名)にラインをし後日2人で会う約束を取り付けました。

 

ここで問題なのがお店選びですよね、

高すぎるお店だと「うわ、がちやん、、」と引かれそうですし、

かと言って安いチェーン店でも「うわ、お店知らないんだ、、」と引かれる可能性があります。

 

なのでいい塩梅の価格で雰囲気のいいお店を選ぶ必要があるわけですよ。

 

そこでネットで「デート、コツ」で検索し諸先輩方のアドバイスに基づいてデートに向け予習をしました。

アドバイスは下記のようなものです。

①お店は駅近のお店にすべし

ふむふむ、そらゃどこが最寄ってるのかわからないような立地のお店だと歩くだけでも大変ですもんね、

 

②席はカウンター席にすべし

ふむふむ、向かい合うより2人とも同じ方向を向いている方が緊張もしなくて話しやすいとのこと、また距離が近い分、ボディタッチも自然にしやすく仲が深まりやすいらしいです。

 

③お店を出たら手を繋ぐべし

、、、、、、

なんだこれは!付き合ってもないのに手を繋げなんて!

いやいや、これはちょっと、、やりすぎでは??

諸先輩方は「酔ってて転ぶと危ないから手貸すね!」と言った感じで手を自然と繋ぐらしいです、

こんなセリフ死んでも言えねえよへたれのおれには、、

世のカップルすげえな、、、

まーこれは心に留めておく程度にしよ。と流しました、

 

④精力剤を飲むべし

漢として気分をあげてから臨む方が話が弾むとのこと、まーこれはそうかもと思い当日なにか買ってこと心にメモしました。

 

しほちゃんは「日本酒好き!お魚が食べたい!」と言うことで食べログホットペッパーを見比べ3時間かけてようやくお店を決め当日を迎えました。

 

会社終わりに「マカの元気」を飲んでからお店に向かい、そわそわしながらアドバイス通りのカウンター席で待機です。

約束の時間になり、ドタキャンもありえるなと思い始めて2分後にしほちゃんご到着、

「雰囲気良くて美味しそうなお店だね!」とご機嫌な感じで、ひと安心しました。

乾杯のドリンクを選んでるときのこと

ぼく「日本酒たくさんあるけどどれにする?」

しほ「んー、今日はなんか焼酎の気分だから焼酎にするね!」

 

!!!!いやいや、日本酒好きゆーたのあなたですやん、日本酒100種類くらいあるけど焼酎3種類だけだよ?しかも芋、麦、そば合わせて3種だよ?

焼肉屋行って肉食わずにサンチェばっか食べてるもんよ?いいの??と思いながらもとりあえず日本酒と焼酎で乾杯しました。

 

カウンター席なので距離も近く腕が自然と触れたり、突っ込みを入れる際にも肩をちょんとできたりと、親密になりやすいのかこれは??、

これがカウンターマジックってやつ??とネットの諸先輩方に全力の御礼を心のなかでしておりました。

 

お会計を済まし、お店を出て駅に向かう際にお互いに結構飲んだこともあり少しふらついてました。

「なんか転ぶと危ないな」と本心で思ったときに③のアドバイスを思い出しました、

これか!これは確かに危ない!と思い意を決して

「酔ってて転ぶと危ないから手貸すね!」と言い軽く手を繋ぎました。

相手も繋ぎやすいように握り返してくれて、「おお、手繋いでるおれ、、、」と少し感動しながら駅に着き、じゃあねして電車に乗りました。

 

でも、帰りの電車の中でお礼のラインをし

iPhoneをしまったときに残ったのは楽しさよりも虚しさでした。

 

「デート、コツ」をネットで検索し、彼女を作るテクニックを調べて「マカの元気」まで飲んでましたが、こんなことがしたかったのだろうかとふと思いました。

 

大人の階段を登った気もしましたが、

ヒトとしては退化した感じの方が強くこんなことする大人になりたかったのかなと、

クリスマスも近いしそんな好きでもないけどとりあえず寂しいからとか、こんな小手先のテクニックで彼女作るとかでなく、心でぶつかる恋がしたかったんじゃないか、と思いました。

 

 

あの日描いた大人にぼくはなれているのか?

 

まだまだ大人にはなれてないようです。

あの頃の自分に胸張れるような誠実な恋愛をしようと心に決めました。

 

そしてしほちゃんからラインが返ってこないのはまた別の話である。

 

ぼくから以上!

 

by モテないリーマン