TheLosersのブログ

大丈夫、あなたの方がましです。

僕に友達が少なく、彼女と長続きしない理由

どうも、学者見習いです。
今日は自分がなぜ社会不適合なのかをひたすら考えていました。

タイトル通り、私には友達が少なく、彼女とも長く続きません。自分から人にあまり寄り付きませんし、人もあまり寄ってきません。まあこの時点で友達が多いわけないだろって感じですが、、、まあ多ければ良いというものでもないでしょうから、ここはそんなに気にしていません。それより問題なのが、寄ってきてもすぐに去って行きがちだということです。

これは何故なんでしょう。私は人に迷惑をかけないよう、かなり気をつけて生きています。ちょっと自信過剰な節はありますが、人を見下したり差別したりすることはありません。何かさほど人が不愉快になることをしているつもりはないのに、いつの間にか人との距離ができているんです。まあもう20代も後半になってこういう状態には慣れてしまっている部分がありますが、なんでより仲良くなる方向にはなかなか行かないんだろうと、不思議に思っていました。


最近彼女に言われ、そういえば前の彼女にも言われたなあと思い出したことがあります。それは、「あなたって、思い遣りがないよね」です。断っておきますが、私は基本的に彼女ができたらその人のことをとても好きになりますし、できる限り優しく接しようと努めます。でも、最近楽しいな〜ずっとこのままでいたいな〜とか思ったそばからこういうことを言われたんです。前の彼女のときは、自分では思いやりMAXなつもりだったので、あっちの頭がおかしいんだくらいに思っていたんですが、二度続くと流石に自分が悪いんだなと思えてきました。で、自分の言動を振り返ってみたわけです。


そして、気づいてしまったことがあります。
私は明らかに、人に与えるモノより、与えられるモノのほうが多いのです。


私はかなりの個人主義です。人間は皆、自分の道を自分の力で歩いていくべきで、他人におぶさろうとしてはいけないし、他人からの支援を期待してはいけない。逆に他人に助けるということは、その人がその苦難を乗り越えて成長するチャンスを奪うこともある。必要がないのに助けてしまうのは短期的には良くても中長期的にはよくない。あくまで各人の世界やその中での成長が尊重されるべきなのだ。こういう発想が根底にあります。そんな世界における優しさとは、まず干渉しないこと、次に何もせず温かい目で見守ってあげること、最後に死にそうなレベルで苦しんでいたら助けてあげること、これらに尽きます。風邪をひいた人にすべきことは、看病したり症状を抑える風邪薬を渡すことではなく、とにかく寝るのを邪魔しないことだといった具合です。なぜこんな世界観で生きることになってしまったのか、それはよく分かりません。小学生の頃にあしたのジョーを熱心に読み過ぎたのがいけなかったのでしょうか。気づいたときにはこんな感じになってしまっていました。

ただ周りの人々は、恐らくこういう原理では動いていないでしょう。悲しんでいる人がいたら慰めてあげる。困っている人がいたら助けてあげる。それが当たり前の正義ですし、それができる人が優しい人です。だから、他の人は普通に私に優しくしたり手助けしてくれるのに対し、私からは一切そんなことをしない、という状況がしばしば発生します。そして厄介なことに、そうやって何もしないことで優しくしているのだと、自分の中では完全に正当化されているのです。こうして、私は人からモノを受け取ってばかりで、与えない人間になっていました。周りの人からすれば、全く報われない気がするでしょう。基本的に私という人間と交際すると、損をすることになるわけです。別に損得考えて友達付き合いをするわけではないですが、一緒にいて喜びを与えてくれることがない人間から、すぐに人が離れて行くのも当たり前な気がしてきました。むしろ今少ないながらも友達や彼女がいることが、不思議なくらいです。一緒にいてくれる人、どうもありがとう。


とはいえ、このことに気づいたからといって、自分の中で何かを大きく変えることはしません。やはり基本的に人には何もしないということが、正しいことのように思えてならないからです。そしてこれからも友達は増えないんでしょう。ただ、こうして自分のズレ方を認識することで、心が安定したり、周りの人に感謝できたり、迷惑の軽減できたりするんじゃないかと思いました。対人関係に悩む方は多いと思いますが、自分の基本的な価値観について冷静に考えてみると、何か解決の糸口が見つかるかもしれません。


学者見習い